給水設備改修工事

給水設備改修工事による快適で良質な水のご提案を致します。

給水設備改修工事
給水設備改修工事

給水管の劣化原因と影響

1. 配管内の錆などが付着することで管閉塞となり給水機能が低下する。
2. 鋼管などの腐食による漏水など。


症状としては・・・
蛇口から赤水が出る・水道料金が急に上がる・水の出が悪い・腐食部からの漏水など。
※様々な原因が考えられますので、改修工事の際には事前に正確な診断、調査が必要になります。

配管類の一般的耐用年数

亜鉛メッキ鋼管(白ガス)
約10年~20年
水道用硬質塩化ビニールライニング鋼管
約20年~25年
水道用硬質塩化ビニール管
約15年~30年
ポリエチレン管
約15年~30年
ステンレス管
約25年~30年
※周囲の環境、施工状況、メンテナンス等により耐用年数は変化いたしますのであくまでも参考値として考えてください。

給水管の種類

主に使用されている給水管には次のような物があります。

水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(JWW K 116)

1)管の内面に硬質塩化ビニル管を接着ライニングしたもので、耐食性に優れているため給水だけでなく排水管等にも幅広く使用されています。
2)管外面防食の処理により3種類に分類されています。
SGP-VA
1次防錆塗料 主として屋内
SGP-VB
水配管用亜鉛めっき 主として屋内外
SGP-VD
硬質塩化ビニル 主として埋設用

ステンレス鋼管

1)衛生的で錆びにくく、他の管種に比べ耐食性・強度が優れ軽量化による作業性、取扱いが容易である。多くの給水、給湯配管に使用されている。
2)ステンレス鋼管の接続方法は、小口径の場合拡管式管継手、グリップ式継手プレス式管継手などがあり、大口径の場合は溶接、フランジ接合などがあります。
配管用ステンレス鋼管(SUS304 TPD-JIS G 3448)
給水・給湯・冷暖房等
埋設用ステンレス鋼管(SUS316 TPD-JIS G 3448)
埋設配管

水道用硬質塩化ビニル管

1)耐食性、特に耐電食性に優れ、管内に錆などが発生しない。
2)軽量で施工は容易だが、直射日光により劣化し凍結の際には破損の恐れがあるため、屋外の場合は適切な保護が必要になります。
硬質塩化ビニル管(JIS K 6741)
VP
水道用硬質塩化ビニル管(JIS K 6742)
VPW
水道用耐衝撃性硬質塩化ビニル管(JIS K 6742)
HI-VPW/G

水道用架橋ポリエチレン管

1)耐食性・耐塩素水性・耐寒性・耐熱性に優れ、一般の給水・給湯配管床暖房などの温水配管にも適した樹脂配管です。
2)配管の取り廻しも容易にできヘッダー配管と共に給水・給湯配管に多く使用されています。
架橋ポリエチレン管(JIS K 6787)

主な給水方式

高置水槽方式

高置水槽方式
給水本管から引込んだ水を受水槽に一度貯留し、揚水ポンプにより屋上に設置された高置水槽に送られます。高置水槽に貯められた水は、重力により階下の各住戸に供給されます。

加圧給水方式

加圧給水方式
給水本管から引込んだ水を受水槽に一度貯留し、加圧ポンプにより圧力をかけて直接各住戸に水が供給されます。

増圧直結給水方式

増圧直結給水方式
通常の受水槽方式とは異なり、水道本管より増圧ポンプを経由して、直接各住戸に水が供給されます。

高置水槽増圧給水方式

高置水槽増圧給水方式
通常の受水槽方式とは異なり、水道本管より増圧ポンプを経由して、高置水槽に水を送ります。高置水槽に貯められた水は、重力により階下の各住戸に供給されます。
給水方式
メリット
デメリット
高置水槽方式
停電時、災害時には受水槽、高置水槽の残留水の有効利用が可能。
受水槽、高架水槽での貯留があり水質汚染の心配がある。上階では、水圧不足が生じやすい。
加圧給水方式
災害時には受水槽の残留水の有効利用が可能。適正な給水圧力の確保。
停電時、水の供給が出来ない。
増圧直結給水方式
衛生的な水の供給受水槽を撤去したスペースを、駐輪場や駐車場としての有効活用。
高置水槽、受水槽がないため、断水停電時、水の供給が出来ない。
高置水槽増圧給水方式
停電時には、高置水槽の残留水の有効利用が可能。受水槽を撤去したスペースを、駐輪場や駐車場としての有効活用。
高置水槽の、定期的なメンテナンス。

施工例《給水》

メーター廻り給水管更新工事

劣化状況
更新前
更新後

屋上給水管更新工事

劣化状況
更新前
更新後

トイレ内露出給水管更新工事

劣化状況
更新前
更新後

埋設給水管更新工事

劣化状況
更新前